磁気データ消去装置ERAZERについてのよくある質問

磁気データ消去装置ERAZERはハードディスクの垂直磁気記録方式には対応しているのでしょうか?

全商品対応済みです。完全消去の確認は第三者機関によるMFMの検査を実施しています。

磁気データ消去装置ERAZERは水平・垂直磁気記録の両対応ですが、どのように消去を可能にしていますか

従来の水平磁気記録の磁気データ消去は発生磁力を保磁力より高くするだけで消去できましたが、垂直磁気記録の完全消去には、プラッター磁性面の磁気異方性エネルギーを上回るトータル的磁気エネルギー(発生磁力×照射時間(ms単位))が重要になります。通常、発生磁力を単純に高くすると、照射時間が短くなり、トータル的磁気エネルギーが低くなってしまいます。結果、垂直磁気記録のデータ消去が不完全になります。
参照 一般的消去装置について
弊社の磁気データ消去装置ERAZERは弊社独自の技術(特許第5608917号)を使い、Typeごとに最適なトータル的磁気エネルギーを確保し、水平・垂直両方を完全消去できる発生磁力で完全消去を実行します。

完全消去と発生磁力の関係を教えてください

一般的に発生磁力だけでは、完全消去ができたかどうかの判断はできません。弊社ERAZERでは、発生磁力と発生時間を監視し、消去後判定ランプで結果を表示しています。発生磁力の表示は無意味と考えています。

ERAZER-TypeMとERAZER-TypeSの違いは?

厚さ4cm程度のハーフハイトサイズのハードディスクを消去(セット)できるのがTypeMです。ハーフハイトのディスクは生産が終了して現在ではほとんど見かけなくなりました。一般的なオフィスではTypeSがお勧めです。同時に大量に消去されたい場合はTypeLがお勧めです。
また、リサイクル業者様や、処理業者様で古いハードディスクの取扱いがある場合はTypeM又はTypeLをお勧めします。
また、TypeTは2.5インチ以下のハードディスク専用となり社内で使用されているのがノートパソコンのみといったお客様向けです。

サーバー用ハードディスクとは?

サーバー用ハードディスクとは、データへのアクセスを早くするため、プラッター(磁気円盤)の回転スピードを通常より高速回転にし、ノイズの影響を少なくする為シールド(遮蔽)効果を上げたハードディスクのことを言います。厚みは一般的なハードディスクのサイズです。
ERAZER-TypeS/TypeM/TypeLすべての機種で完全消去が出来ます。

磁気データ消去についてですが、ノートPC本体からハードディスク(HDD)を取り外さなくても消去できますか?、また、ハードディスク(消去対象メディア)の大量消去は可能ですか?

ERAZER ER-TypeLであれば、ノートPC本体ごと消去可能です。
また、ハードディスク(消去対象メディア)をセット可能領域に重ね置きすることにより、大量消去可能(3.5インチHDD最大12個、2.5インチHDD最大60個)が可能です。
また、TypeT/S/Mも2.5インチHDD等のサイズにて重ね置き可能です。
TypeT/S/Mは充電時間が非常に短い為、1個毎がより簡単で効率的と考えます。

ERAZER-TypeL/M/S/TはHDDを同時に何本消去できますか?

TypeLの場合は3.5インチ標準HDDを最大12個、2.5インチ標準HDDを最大60個
TypeMの場合は3.5インチ標準HDDを最大1個、2.5インチ標準HDDを最大4個
TypeSの場合は3.5インチ標準HDDを最大1個、2.5インチ標準HDDを最大3個
TypeTの場合は2.5インチ標準HDDを最大2個 
の消去が可能です。ただし、TypeT/S/Mは充電時間が非常に短く、作業の単純化と効率を考慮すると1個毎の消去が望ましいと考えます。

磁気データ消去装置はサーバー用マウンター付きで消去できますか?

それぞれの消去装置にセット可能なサイズであれば完全消去可能です。
セット可能サイズは製品仕様のページをご確認下さい。

磁気データ消去装置(磁気データ消去機)は自宅でも使用できますか?

普通のコンセントで使用できます。 ただし、たこ足配線で使用しないでください。

磁気データ消去装置ERAZERは人体に磁力の影響はないのですか?

磁気データ消去装置ERAZER(磁気データ消去機)は弊社独自の磁気シールド(磁気閉路誘導システム)を備えていますので、外部に漏洩する磁力は黒板につける磁石以下です。

磁気データ消去装置ERAZERで消去出来ないメディアは?

光を利用したメディアCD、DVD、BD、MOや半導体メモリを利用したUSBメモリ、SDカード、SSD等、磁気記録でないメディアは消去出来ません。

磁気データ消去装置ERAZERは連続運転は出来るのでしょうか?

連続運転可能です。空冷方式により常時冷却しています。通常使用の場合温度上昇はありません。外部環境やトラブルによる温度上昇の場合は、セーフティ回路が動作し安全モードに入り、充電時間が自動制御されす。
温度上昇は発生磁力低下を招きます。発生磁力は常に監視し、低下のまま動作しないようにしています。

磁気データ消去装置ERAZERはどれぐらいの期間使用出来ますか?

製品耐久は5年経過又は6万回ご使用の早い方になります。
また、ER-TypeT/S/M/P/Lは約2万回の消去作業後、点検時期のメッセージを自動で使用者に分かるように発信します。
尚、点検は有償になりますが、お客様の判断で、点検なしで使用を続けることも可能です。

磁気データ消去装置ERAZERはどんなパソコン(OS)のハードディスク(HDD)データでも消去できますか?

パソコンやOSメディアの規格に依存せず、磁気記録媒体であれば消去可能です。

地球環境においてどのような配慮がなされていますか?

磁気データ消去装置ERAZERは、最新の技術を使い、消費電力を最小限に抑えています。
TypeT/S: 50W / TypeM:100W / TypeL 230W  他社製品に比べ1/2以下です。

磁気データ消去装置ERAZERは特許を取得してますか?

ERAZERは弊社独自の特許商品です。
発明の名称  磁気データ消去方法及び磁気データ消去装置
PATENT NUMBER  特許第5608917号

磁気データ消去装置ERAZERが故障した場合の修理代は?

保証期間中は、片道送料のみとなります。
延長保守パックを購入していただいたお客様も同様です。
保証期間が切れ、延長パックの購入がない場合はその都度の修理対応となります。費用に関しては保証期間と都度修理のページをご確認願います。

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消去済メディアをわかりやすく! 

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LOGオプション機能とbrother製ラベルプリンター(QL-800)を使用いただくことで、消去作業時に発行したラベルを消去済みメディアに貼り付けることにより、消去完了がとても分かりやすくなります。